最終更新日:2007年2月6日
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2007年2月

2007.02.06 No.421
■各国別にリスク評価を始めたプリオン専門調査会

 食品安全委員会プリオン専門調査会は、昨年12月の第40回の会合から各国別の輸入牛肉についてのGBR(地理的リスク)評価を始めた。昨年6月では、消極的な姿勢が報じられていたが、今回の評価開始が本格的なものかはまだわからない。

 第40回会合でGBR評価に関して4つの資料が提出され、公表されている。このうち「各国のGBR評価一覧表」によれば、米国、カナダ、メキシコはレベル3(感染牛の存在する可能性が大きいが確認されていない、もしくは低いレベルで感染牛が確認される)にランクされている。オーストラリアはレベル1(感染牛の存在の可能性はほとんどない)とされている。また、「論点メモ」を見る限り、何を目指して評価を行おうとしているのかは、よくわからない。

 ・第40回食品安全委員会プリオン専門調査会, 2006-12-13

 同専門調査会は第42回会合を2月14日に開催し、リスク評価の続きを行う予定。傍聴は可能。

 2月1日に開催された第41回会合では「EUのBSEに係るリスク管理措置等について」と題して、欧州委員会(EC)Koen Van Dyck(クン・ファン・ダイク)TSE部門長の講演があった。このときのスライドが資料として公開されている。