最終更新日:2007年2月7日
2007年
 07年 08年 09年 10年 11年
 12年 13年 14年 15年 16年
 17年 18年 19年

2007年2月
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728
2007.02.28 No.435
2007.02.26 No.434
2007.02.25 No.433
2007.02.23 No.432
2007.02.22 No.431
2007.02.21 No.430
2007.02.20 No.429
2007.02.17 No.428
2007.02.16 No.427
2007.02.15 No.426
2007.02.11 No.425
2007.02.08 No.424
2007.02.07 No.422
2007.02.06 No.421
2007.02.05 No.420
2007.02.04 No.419
2007.02.02 No.417
2007.01.31 No.416
2007.01.30 No.415
2007.01.29 No.414
2007.01.27 No.413
2007.01.26 No.412
2007.01.25 No.411
2007.01.24 No.410
2007.01.22 No.409
2007.01.19 No.408
2007.01.18 No.407
2007.01.17 No.406
2007.01.15 No.405
2007.01.12 No.404
2007.01.10 No.403
2007.01.05 No.402
2007.01.04 No.401
2007.01.03 No.400
2007.01.01 No.399
2007年2月

2007.02.07 No.422
■タイのジーンバンク 消え行く在来米2万種余りを保存

 2月6日のAFPがタイのジーンバンクを報じている。タイは、世界最大の米輸出国で、2005年には約750万トンを輸出している。しかし、農民が収量が半分の在来種を嫌い、その栽培をやめる結果、多くの在来種が消え去ろうとし、すでにいくつもの在来種が絶えたという。タイ農業省は、こうした在来種に、耐病性や害虫抵抗性の遺伝子が含まれていると見ている。タイの研究者は、こうした有用な形質を現代品種に取り込もうとしているという。

 タイの米の在来種を保存しているジーンバンク(The National Rice Seeds Storage Laboratory for Genetic Resources)は、1982年に日本の援助で設立され、現在、2万4千種の在来の米を保存し、その重要性はますます高くなっているという。マイナス10度で保存される種子は、50年は発芽が可能だという。

 フィリピンのマニラにある国際イネ研究所(IRRI:International Rice Research Institute)では、コメの品種約10万種を保存している。この中からは、耐洪水性の遺伝子や、“ゴールデンライス”のようにビタミンAの豊富な品種が見つかっているという。

 ・AFP, 2007-2-6