最終更新日:2007年2月11日
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2007年2月

2007.02.11 No.425
■運用開始が近づく極北のジーンバンク GMも除外せず

 2月9日のロイターによれば、北極圏のノルウェー領スヴァールバル諸島スピッツベルゲン島に建設中のジーンバンク、現在版「ノアの箱舟」が完成間近となり、1年以内に種子の保存が始まるという。

 この「ノアの箱舟」は、"Seed Vault"と呼ばれ、山腹に掘られた120mのトンネルの奥に2つの保存庫が設けられ、マイナス18度で保存されるという。たとえ極地の氷がすべて溶け海面上昇があったとしても、このジーンバンクは影響を受けないように設計された。公式には2008年始めにオープンするが、2年以内に世界の150万種の種子が保存される計画となっている。原則としてハイブリッドの種子は除外されるが、「ふるい分けが難しいという単純な」理由で遺伝子組み換え品種は除外されないという。

 建設はノルウェー政府が負担し、運用はFAO(国連食糧農業機構)のGlobal Crop Diversity Trustが受け持つ。担当者は、このジーンバンクが「世界有数の“冷蔵庫”で、種子は何十年も安全である。これはバックアップではあるが、それが決して使われないことを望む。」 と語ったという。

 ・Reuters, 2007-2-9
  側面図

 このジーンバンクの「遺伝子組み換え品種を除外しない」という理由が理解できない。