最終更新日:2007年2月20日
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2007.02.20 No.429
■北海道交雑試験 イネは237mでも交雑 国の指針は30m

 北海道は2月19日、イネが最低237mでも交雑するとする試験結果を公表した。これは2月20日の北海道新聞などが報じているが、2月19日に開催された北海道・食の安全委員会遺伝子組換え作物交雑等防止部会で公表したもので、昨年から3年計画で実施されているGM4作物の交雑距離の確認試験の結果。GM品種は使っていない。北海道新聞などによれば、もち米を種子親に、うるち米を花粉親として、国の指針30mと道条例規制値300mなどの間隔をとり、キセニアによる調査の結果、最短でも237mで交雑していることが確認されたという。最長は不明としている。

 ・北海道新聞, 2007-2-20  ・北海道, 2006-4-3

 この結果は、国の指針でイネは30mとされている交雑防止のための隔離距離が、交雑防止にならないことを意味することになる。新潟県など遺伝子組み換え作物の栽培規制では、おおむね国の指針お2倍の距離を取るように求めている。