最終更新日:2007年8月19日
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2007.08.19 No.485
■白米は突然変異の赤米から選抜された

 8月16日のChronicle Onlineによれば、コーネル大学や国際稲研究所(フィリピン)などの研究グループはこのほど、現在の白米の97.9パーセントがジャポニカ種の一つの遺伝子の突然変異(DNAの欠損)に由来するとの研究結果をPLoS GENETICSに発表した。また、残る2.1%のインディカ米の白米からも同様の突然変異を見つけたという。この白米に関する2つの突然変異は野生の赤米からは見つからなかったとしている。

 この研究によれば、約1万年前に赤米に生じた突然変異の結果、この白米種が少ない燃料でより早く調理でき、赤米と比較して精米がより容易であり、病害がより発見しやすいことから、まずヒマラヤ地域で、次いで残りの地域で、古代の農民がこの白米種を積極的に栽培し広げた、と研究者は推測しているという。

 ・Chronicle Online, 2007-8-16  ・PLoS GENETICS、2007-8-10