最終更新日:2011年1月29日
2011年
2011年1月
2011年1月の農と食
2011.1.29 No.512
[遺伝子組み換え]
■米国:押し戻された「共存」 野放しのGM
米国農務省は1月27日、モンサント社の除草剤ラウンドアップレディ耐性の遺伝子組み換えアルファルファの栽培規制について全面撤廃を発表した。この決定に対して有機農業関係団体や食品安全センターなどは抗議の声明を出した。
2011.1.2 No.511
[有機農業]
■有機農業を置き去りにする「環境直接支払い」
農水省は来年度予算の一つに「地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の高い営農活動に取り組む農業者に対して直接支援します」という画期的な環境直接支払制度を新設し、48億円を計上した。この制度では「環境保全型農業に取り組む農業者等に対する直接的な支援」の具体例として「有機農業の取り組み」をあげている。金額は別としても、環境直接支払いに踏み込んだことは大いに評価できるが、対象者をエコファーマーに限定しようとしていることから、有機農業者が対象外となり、置き去りにされようとしている。