最終更新日:2013年4月15日
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2013.04.15 No.557
■GM小麦がヒトの遺伝子を沈黙させる可能性
イメージ:小麦畑

 このほどニュージーランドの科学者が、豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)が開発中の遺伝子組み換え小麦について、特定の小麦の遺伝子を沈黙させる組み込み遺伝子が、ヒトの遺伝子も沈黙させる可能性があるとの懸念を表明した。この問題を発見したハイネマン教授は、この遺伝子組み換え小麦について厳しい長期試験を行う必要があるとしている。

 ・Environment International, 2013-3  ・Digital Journal, 2012-10-9

 豪州では干ばつ耐性の遺伝子組み換え小麦の試験栽培が始まっている。10年8月には豪州最大の小麦種苗企業に、干ばつ・耐病性GM小麦開発を目的にモンサントが資本参加している。日本の輸入小麦6百万トンの22%を豪州から輸入している。米国から54%、カナダから24%を輸入している。

 日本の3大小麦輸入先である米加豪3ヵ国の小麦生産者団体は09年5月、共同声明で遺伝子組み換え小麦生産推進を表明している。日本を含む世界の消費者の「GM小麦はいらない」という反対の声が、04年のモンサントの除草剤耐性GM小麦の商業栽培断念をもたらしている。