最終更新日:2014年3月7日
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[遺伝子組み換え]
■GM6品種の隔離圃場栽培で意見募集
環境省・文科省は28日、害虫抵抗性遺伝子組み換えタバコや複合病害抵抗性GMイネ、開花期制御GMイネ(3品種)、スギ花粉症治療GMイネの合計6品種の隔離圃場における試験栽培について意見募集を始めた。締切は3月29日。
今回意見募集の対象となったのは次の6品種であり、内容はいずれも「隔離ほ場における栽培、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為」となっている。
- Cry43Aa1発現葉緑体形質転換タバコ
- 複合病害抵抗性イネ
- 開花期制御イネ(3品種)
- スギ花粉症治療イネ
◆Cry43Aa1発現葉緑体形質転換タバコ
「Cry43Aa1発現葉緑体形質転換タバコ」は、土壌微生物由来の遺伝子を組み込んだ害虫抵抗性遺伝子組み換えタバコであり、抗生物質耐性遺伝子と発現確認用のオワンクラゲの蛍光発色遺伝子を含む遺伝子をパーティクルガン法で組み込んでいる。タバコの消費が減少しているにもかかわらず、わざわざGMタバコとは、百歩譲ってGMを認めたとしても理解しがたいものである。
◆スギ花粉症治療遺伝子組み換えイネ
「スギ花粉症治療遺伝子組み換えイネ」は、過去には「スギ花粉症緩和米」と称していた。当初、農水省はトクホ(特定保健食品)としての承認を狙っていたが、厚労省の反対で医薬品扱いとなっている。これまでの報道などでは、近く医薬品として承認のための治験が始まる可能性がある。生物資源研は毎年、栽培試験と称してこのGM米を隔離圃場で栽培し、収穫したGM米は治験の材料とするとされている。日本製紙小松川工場の閉鎖温室での栽培も継続されているようだ。
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