最終更新日:2016年05月31日
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[農薬]
■台湾:輸入オートミールからグリホサート検出
台湾の食品藥物管理署は5月26日、2015年度のエンバク(オート麦)製品の買い上げ検査結果を公表し、36製品中10製品から残留基準(0.1ppm)を超えるグリホサートが検出され、最も高いものは 1.18ppmだったと発表した。基準値超えの10製品の中には、日本でも販売されているクエーカーオーツのオートミール4製品が含まれている。
検出された個々のグリホサートの残留値は公表されていない。また、残留基準を超えた製品は回収されるという。こうした違反製品を販売した業者には、6万元から2億元の罰金の可能性があるとしている。
・食品薬物管理署, 2016-5-26 嘉塞檢出之産品照片(検出された製品)
・Taipei Times, 2016-5-27
● 台湾ではNGでも 日本ではOK
日本では、農薬ポジティブリスト制度の発足により、残留基準の設定の内農産物については、原則として一律の基準値 0.01 ppmが適用されることになっている。しかし、加工食品としての残留基準値のない場合、原料の農産物の基準値が適用される。
今回台湾で問題となった「オートミール」のについて、グリホサートの残留基準値の設定がないため、原料のエンバクの残留基準値が適用され、「その他の穀類」の 20ppmが残留基準となる。
台湾で問題となった製品でも、日本では問題とはされないことになる。
・厚労省カテゴリー
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