最終更新日:2016年08月19日
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[遺伝子組み換え]
■栽培禁止を21年まで延長を決めたスイス GM作物はオプションの一つ
2005年以来、遺伝子組み換え作物の商業栽培を禁止してきたスイスはこのほど、2021年までの5年延長を政府が決定した。この決定には、議会の承認が必要だという。
スイスは2005年、国民投票で遺伝子組み換え作物栽培の5年間の禁止を決めた。その後スイス議会は2010年、禁止期間を2013年まで延長。2012年には、2017年まで禁止期間を延長していた。スイスでは、試験栽培がケーバイケースで認められている。
禁止の延長を決めたといってもスイス政府の立場は、GM作物の商業栽培は将来的なオプションの一つだというもので、全面的な禁止の意向は持っていないという。
こうした政府の動きに対して、農民運動Uniterreは今年3月、スイスにおけるGM作物栽培禁止を含む、食料主権に関する国民投票に必要な署名を集めたという。この提案に対して、政府は反対の意向を明らかにしている。
・Swiss Info, 2016-6-29カテゴリー
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