最終更新日:2016年09月14日
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■モンサント バイエルの買収提案を受け入れ
合併合意で握手するバイエルとモンサントのCEO (c) Bayer
バイエルとモンサントは9月14日、バイエルによるモンサント買収で合意したと発表した。買収条件は、モンサントの全発行株式を、1株あたり128ドルで現金で購入するというもので、総額660億ドルとしている。この買収は、2017年内に完了する見込みだとしている。1年前、悪徳企業の代名詞「モンサント」が消えてなくなるとは、おそらく誰も考えもしなったことが現実味を帯びてきた。
ロイターによれば、モンサントの負債93億ドルを含め総額が660億ドルとしている。買収が成立しなかった場合、バイエルが支払う違約金は20億ドル。
合併により、バイエルの農薬と種子のシェアは約3割を占めることになる。このため、関係各国の規制当局の独占禁止に関する審査は厳しいものになる可能性が大きく、最終的にどのような形で決着するかはまだ分からない。
・Monsanto, 2016-9-14 ・Reuters, 2016-9-14 ・Bloomberg, 2016-9-14この買収合意について地球の友(Friend of Earth)は早速、「この地獄の合併は、持続可能なローカル・フードと食料主権に関し、我々がこれまでより厳しい戦いを強いられることを意味する」とツイッターに投稿した。
・Friends of the Earth【関連記事】
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