最終更新日:2017年2月25日
2017年
2017年2月
最近の記事
2022.12.29 No.1152
2022.12.25 No.1151
2022.11.30 No.1150
2017年2月の記事
2017.02.28 No.770
2017.02.25 No.769
2017.02.24 No.768
2017.02.17 No.767
2017.02.13 No.766
2017.02.10 No.765
2017.02.07 No.764
2017.02.06 No.763
2017.02.05 No.762
2017.02.04 No.761
2017.02.03 No.760
2017.02.02 No.759
2017年1月の記事
2017.01.30 No.758
2017.01.26 No.757
2017.01.25 No.756
2017.01.21 No.755
2017.01.20 No.754
2017.01.19 No.753
2016年12月の記事
2016.12.01 No.752
2017年2月
2017.02.25 No.769
■英国:急成長する有機市場 3千億円規模に
野菜ボックス(英国)/ Jessica Spengler / Flickr
英国の有機農業団体のソイル協会は2月21日、英国の有機市場レポート(2017年版)を発表した。2016年の有機市場の売上高は約21億ポンド(約3000億円)で、7.1%の成長だったという。英国の食品・飲料市場の1.5%を占めているという。世界の有機市場規模が約810億ドルと推定され、英国のシェアは約4%だと見積もっている。ソイル協会の認定生産者の約半数が輸出しているとしている。
ソイル協会は、英国の有機市場について次のような数字を上げ需要の高まりを示している。
- スーパーマーケットにおける売上は全体の69%を占め、6.1%増加
- 独立小売業者の売上は6.3%の増加
- 宅配便による売上は10.5%の増加
- フードサービス市場への売上は19.1%増加
- 学校、病院などで19.1%の増
ソイル協会の発表した約3千億円という規模は、人口比からすれば、おおよそ日本の約4倍の規模と思われる。
欧米では、有機農産物・食品は確実な成長セクター。米国有機トレード協会の発表でも、またEU委員会の発表でも、有機食品の市場規模は10%前後で急成長している。日本の市場規模はまだまだ小さく、またはっきりしていない。農水省の公表している有機JASの認定生産者、面積ともに、まだまだ急成長という状況ではない。スーパーなどの一般的な小売店舗では、有機農産物や有機食品を見かけるようになってきてはいるが、メインで販売される状況にはない。
・Soil Associasion, 2017-2-21【関連記事】
No.764 成長続くEUの有機農業
カテゴリー
よく読まれている記事
- ネオニコ系国内出荷量 21年度3.8%増 第二世代は63%増
- 有機農業は排外主義に与しない 参政党に反対する農民と市民が声明
- 冊子『スルホキサフロル 新しいネオニコチノイド系農薬』刊行のお知らせ
- ネオニコ系イミダクロプリド 自閉スペクトラム症様の視知覚障害を引き起こす
- 厚労省:グリホサートの残留基準値を大幅緩和を告示
- メキシコ GMトウモロコシ栽培を禁止 24年までに輸入も段階的に禁止
- 東アジアは農薬のホットスポット 日本はトップ5
- 農薬再評価 ネオニコとグリホサートなど優先14品目を告示
- 米国産ジャガイモ 輸入規制緩和 ポストハーベストも認める
- 輸入小麦の残留グリホサート 豪州産の検出率急増