最終更新日:2017年4月28日
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2017.04.28 No.795
■ネオニコ系農薬がミツバチの飛行能力に影響 チアメトキサムの影響が明らかに
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Honeybee / Ken Thomas / Wikimedia

 米国カリフォルニア・サンディエゴ大学などの研究チームは4月26日、ネオニコチノイド系農薬の一つチアメトキサムが、ミツバチの飛行能力を損なうとする研究をサイエンティフィック・リポーツ(電子版)に発表した。

 研究によれば、致死量以下の長期的な曝露により、ミツバチの飛ぶ距離と時間はほぼ半減し、速度も7%落ちたという。その結果、ミツバチが巣に戻れなくなる可能性があると指摘している。ネオニコチノイド系農薬が、ミツバチの飛行能力に影響があることを確認したのは、世界でも初めてだとしている。

 チアメトキサムのミツバチへの影響について、ベルン大学などの研究チームは昨年、チアメトキサムとクロチアニジンが雄ミツバチの精子数を約4割減らす影響があると発表している。今回の研究は、ネオニコチノイド系農薬がミツバチなど受粉を媒介する送粉者への影響について、新たにエビデンスを重ねるものだ。

 チアメトキサムは、欧州ではEU委員会が13年12月に一時的に使用禁止し、米国環境保護庁は15年4月に新規登録や変更を停止している。

 ・Scientific Reports, 2017-4-26  ・University of California San Diego, 2017-4-26  ・Science Daily, 2017-4-26
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