最終更新日:2017年5月24日
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2017年5月

2017.05.24 No.810
■食品安全委員会 除草剤耐性GMトウモロコシなど
 安全と評価
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トウモロコシ

 食品安全委員会は5月23日、除草剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシと遺伝子組み換え微生物を使った製パンなどに用いる添加物について安全として意見公募を決めた。また、遺伝子組み換え微生物利用の家畜用飼料添加物も安全として農水省への通知を決めた。

 食品安全委員会は、シンジェンタの2種類の除草剤グリホサート(ラウンドアップの主成分)とグルホシネート(バスタの主成分)に耐性のある伝子組み換えトウモロコシMZHG0JG系統について、非組み換えトウモロコシ比較して有害成分など新たに安全性を損なう恐れは認められず、「ヒトの健康を損なう恐れはないと判断した」とする評価書を取りまとめた。あわせて24日より意見公募を行うことを決めた。

 食品安全委員会はまた、ノボザイムが申請した遺伝子組み換え微生物を使った添加物のリパーゼについて「ヒトの健康を損なう恐れはないと判断した」とする評価書を取りまとめ、24日より意見公募を行うことを決めた。このリパーゼは脂肪分解酵素で、製パンや油脂製造に添加物として使用されるとしている。この遺伝子組み換え微生物により生産されたリパーゼを使用しても表示義務はなく、使用されたとしても消費者には分からないことになる。

 ・食品安全委員会, 2017-5-23  ・食品安全委員会, 2017-5  ・食品安全委員会, 2017-5

味の素のGM微生物利用の動物用添加物は安全と評価

 食品安全委員会は、味の素アニマル・ニュートリション・グループの遺伝子組み換え微生物を使った家畜飼料用添加物L-トリプトファンについて、高度精製品であり、この添加物を摂取した家畜由来の畜産物を食べても問題はないとする評価書を取りまとめ、農水省への通知を決めた。

 このL-トリプトファンは、農水省の手続きを経て承認される模様。こうした遺伝子組み換え微生物を使った飼料用添加物は、1月26日現在、8品種が承認されている。飼料用添加物は、食品添加物同様に使用したことに表示義務はなく、消費者には全く分からない制度となっている。

 ・食品安全委員会, 2017-5  ・農林水産消費技術センター, 2017-1-26

 申請した味の素アニマル・ニュートリション・グループは、味の素などによれば、味の素の100%子会社で、飼料用アミノ酸を含む動物栄養事業を行っている。北米の100%出資の子会社が2017年5月より、飼料用トリプトファンの現地生産を始めると報じられている。

 ・日経BP, 2016-2-4
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