最終更新日:2017年10月10日
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2017.10.10 No.857
■米国 ベン&ジェリーズ アイス原料を2020年までにグリホサート・フリーに
Ben_Jerry_ice.jpg / Flickr
ベン&ジェリーズのアイスクリーム / spablab / Flickr

 日本にも出店している米国のアイスクリームメーカーのベン&ジェリーズは、2020年までに原料をグリホサート・フリーにすると発表した。小麦とオート麦の収穫時のグリホサート散布が一番大きな原因としている。

 同社のこの発表は、今年7月に有機消費者協会(Organic Consumers Association)が、同社の11製品をテストしたところ、10製品から最大1.74ppbのグリホサートの痕跡が見つかったとの発表受けたもの。これは、国際的な残留基準値のレベルからは十分に低いという。

 同社はまた、2018年に有機アイスクリームを発売し、同社製品の6%を目標に販売するとも発表した。

 ベン&ジェリーズは、1978年に米国バーモント州で創業。2012年には日本へも進出している。2000年からは多国籍企業のユニリーバの関連会社となっている。

 ・Ben & Jerry's  ・New York Times, 2017-7-25  ・Guardian

 2015年3月に国際がん研究機関がグリホサートを「おそらく発がん性がある」との評価を発表して以来、グリホサートの安全性への懸念が世界的に強くなってきている。EU市民はグリホサートの全面禁止を求める、法的な市民発議で状況を動かそうとしている。フランスは先ごろ、2022年までに全面使用禁止の方針を公表している。

 米国では今年6月、カリフォルニア州がグリホサートを、同州の発がん性物質リストに登載し、製品への表示義務付けに踏み切っている。米国消費者のグリホサートに対する健康懸念は、民間認証機関によるグリホサート・フリー認証が始まるまでになっている。

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