最終更新日:2017年12月9日
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2017.12.09 No.870
■サボテンが食料危機を救う FAOがガイドブック公開
cactus-Ethopie_R.jpg / Flickr
エチオピアのウチワサボテン / Rod Waddington / Flickr

 FAO(国連食糧農業機関)は11月30日、ウチワサボテンが食料安全保障にとって重要な作物であり、食糧危機を救う作物になりうると発表した。ウチワサボテンは食べられる上に、1ヘクタール当り180トンの水分を供給でき、さらには温室効果ガスの排出削減にも効果があるという。ウチワサボテンはアグロエコロジーにとっても重要な作物だと指摘している。

 マダガスカル南部の厳しい干ばつでは、サボテンは地元の人々と家畜の食料、飼料、水の重要な供給源となったという。そのことで侵略種とみられていたサボテンが再導入されている。エチオピアには36万ヘクタールのサボテン農場があり、ブラジルにも50万ヘクタールのサボテン農場があるという。伝統的にサボテンを食べてきたメキシコでは、一人当たり年6.4キロを消費している。エチオピアではサボテンのジャムも作られ、市販されているという。

 FAOは200ページ余りのガイドブックを公開し、各国での栽培状況や加工方法、病害虫についても言及している。中には、サボテンのトゲを除去する自動機の例も載せている。

 ・FAO, 2017-11-30
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