最終更新日:2019年9月20日
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2019.09.20 No.1010
■ネオニコ完全禁止に向かうフランス
bee_natane.jpg / Flickr
ミツバチとナタネ / Raquel e Ives / Flickr

 フランス農業・食料省は9月12日、ネオニコチノイド系農薬のスルホキサフロルとフルピリジフロンを年末までに禁止することを決定したと発表した。10月4日までの意見公募を経て禁止される模様だ。

 EUは2018年12月、イミダクロプリドとチアメトキサム、クロチアニジンの3種類のネオニコチノイド系農薬の屋外使用を禁止したが、EUの規制強化に先立ちフランスは同年9月、EU禁止3農薬とともにアセタミプリドとチアクロプリドの5種類の使用を禁止した。EUではジノテフランとニテンピラム、トリフルメゾピリムは承認されていないことから、フランスは世界初のネオニコチノイド系農薬を全面禁止することになる。

 ・Ministere de l'Agriculture et de l'Alimentation, 2019-9-12

 カナダもEUが屋外使用を禁止した3種類(イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン )について規制を強化しようとしている。米国は、7月にスルホキサフロルの適用拡大を行ったが、環境NGOや養蜂家がその無効を求めて提訴している。

 欧米で進む規制強化の流れに抗しているかにも見える日本は、これまでに10種類のネオニコチノイド系農薬を承認している。EUのネオニコチノイド系農薬使用禁止に押され格好で、農薬取締法を改正し15年ごとの再評価制度を導入した。農水省は先ごろ、この再評価制度による対象農薬を発表し、5種類のネオニコチノイド系農薬(アセタミプリド、イミダクロプリド、クロチアニンン、ジノテフラン、チアメトキサム)を最優先で再評価するとして、メーカーにデータ提出を求めた。


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