最終更新日:2020年10月10日
2020年
 07年 08年 09年 10年 11年
 12年 13年 14年 15年 16年
 17年 18年 19年 20年 21年
 22年 23年 24年
2020年10月
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
最近の記事
2022.12.29 No.1152
2022.12.25 No.1151
2022.11.30 No.1150
2020年10月の記事
2020.10.30 No.1089
2020.10.29 No.1088
2020.10.29 No.1087
2020.10.15 No.1086
2020.10.14 No.1085
2020.10.13 No.1084
2020.10.11 No.1083
2020.10.10 No.1082
2020.10.08 No.1081
2020.10.07 No.1080
2020.10.05 No.1079
2020.10.04 No.1078
2020年9月の記事
2020.09.30 No.1076
2020.09.28 No.1075
2020.09.26 No.1074
2020.09.23 No.1073
2020.09.22 No.1072
2020.09.19 No.1071
2020.09.17 No.1070
2020.09.13 No.1069
2020.09.08 No.1068
2020.09.03 No.1067
2020.09.02 No.1066
2020.09.01 No.1065
2020年10月

2020.10.10 No.1082
■フランス グリホサート使用規制を強化 全面禁止はならず
vignes_alsaciennes.jpg / Flickr
アルザスのブドウ園 / bebopeloula / Flickr

 フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月9日、新たな農業用のグリホサート使用規制を発表した。今回の規制強化は全面的な禁止ではなく、代替品ない場合を除き使用が制限され、使用量も規制される。ブドウ園と果樹園では、急傾斜地などの機械的除草が不可能な場合を除き、列間の使用が禁止されるという。

 この規制強化は、フランスのグリホサート禁止へ向けた段階的削減の一環。代替品の問題から完全禁止には至らなかったが、今回の規制の結果、グリホサートの使用量はブドウ園で80%減、畑作や果樹園で60%減になるとしている。

 ・ANSES, 2020-10-9  ・Reuters, 2020-10-9

 フランスのマクロン大統領はこれまでに、2021年までのグリホサート禁止を約束していたが、農薬ロビーはもとより農家からの禁止への反発が強いという。今回の規制強化でも、全面禁止となならなかった。EUでは 22年末での登録期限を前にして、再審査の作業が始まっていて、バイエルなどは今年6月、再審査に向けた文書を提出したと発表している。

 グリホサートの使用禁止はメキシコでも進められている。メキシコ環境天然資源省(SEMARNAT)は今年6月、2024年までの禁止に向けて、段階的な使用削減に取り組んでいると正式に発表している。

【関連記事】
カテゴリー
よく読まれている記事